「『大丈夫です。』その一言の裏にある本音を、美容師は見逃しません。」
- Takemi Kaneko

- 7月24日
- 読了時間: 3分

「はい、大丈夫です。」
美容室で、この言葉を口にしたことはありませんか?
でも、そのあと少しだけ曇った表情。
鏡を見つめる目。
言いたそうなのに、飲み込んでしまった一言。
実は、美容師はそんな瞬間を見逃していません。
ふと曇った表情や、ほんの少しの戸惑いも、
できるだけ感じ取ろうとしています。
もちろん、すべてを読み取れるわけではありません。
でも私たちは、お客様の「言葉」だけではなく、
「表情」や「空気」も大切にしています。
「本当は前髪をもう少し切ってほしい。」
「思っていたより短いかも…。」
「カラーが少し暗い気がする。」
そんな気持ちが伝わってくることがあります。
「今さら言ってもいいのかな…。」
そんな気持ちになるのも無理はありません。
せっかく時間をかけて切ってもらったのに…。
美容師さんが一生懸命してくれたのに…。
「今さら言えないな。」
そう思ってしまう気持ちも、よく分かります。
でも、美容師として一番悲しいのは、
お客様が我慢したまま帰ってしまわれることです。
「言ったら悪いかな。」
「これくらい我慢しよう。」
そんな遠慮は、本当にもったいない!!
髪型は、毎日自分が見るものです。
今日だけではありません。
明日も、来週も、何週間も付き合う大切なスタイルです。
だからこそ、小さな違和感でも遠慮なく伝えてほしいと思っています。
もちろん、お客様によって感じ方は違います。
「あと5ミリ切ってほしい。」
「もう少しだけ軽くしたい。」
その"少し"が、とても大切なんです。
美容師といっても、すべてを読み取れるわけではありません。
だから、お客様の言葉が何より大きなヒントになるのです。
でも、どうしても言葉にならない時もあります。
そんな時は、無理に言葉にしなくても大丈夫です。
私たちは、お客様の表情も見ています。
少し笑顔が減ったとき。
鏡を見る時間が長くなったとき。
返事が少し小さくなったとき。
「もしかして、何か気になっているのかな。」
そんなことを考えながら、もう一度確認するようにしています。
美容室は、髪を切る場所ですが、
同時に「遠慮しなくていい場所」でもあってほしい。
「もう少しだけ。」
「実はこっちのほうが好き。」
そんな一言で、仕上がりがもっと理想に近づくことがあります。
もし今まで、
「本当は違ったけど言えなかった。」
そんな経験があるなら、
次回はほんの少しだけ勇気を出してみてください。
きっと、その一言を一番待っているのは、
美容師なのかもしれませんから。
ジャムでは、初めてご来店される方も、長く通ってくださっている方も、
「こんなこと言っていいのかな?」
と思うことも、ぜひ聞かせてください!
理想のヘアスタイルは、美容師だけが作るものではありません。
お客様と一緒に作っていくものだと思っています。
「言ってよかった。」
そう思っていただける美容室であり続けたいと思っています。




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