ヘナ (ヘナカラー)
- Takemi Kaneko

- 7月31日
- 読了時間: 1分
「母、ヘナで覚醒する。」
(ヘナ物語1 作 ジャムヘアーサロン)
ある日、母が美容室ジャムから帰ってきた。
母「どやっ!?見てこれ!髪、ツヤッツヤやろ!?
これがヘナよ!ナチュラルパワーやで!」
娘「ヘナぐらい知っとるし!てかラップ巻かれたんやろ?
想像しただけで…まじウケるんやけどw」
母「あれな、地球とつながる時間やから!
店の人も言うてはったで!」
娘「それ絶対ウソやん!急にスピリチュアルやめてーや」
母「ヘナってな、染めながらデトックスしてくれるんよ。
頭皮と、心の!!」
娘「心!?ヘナ、こっわ!……でもちょっと気になる〜」
母「でな、ヘナ頭に乗せられた瞬間、
私な、前世インドの僧やった気ぃしてん」
娘「あ〜あ。ヘナ、脳まで浸透しとるやん…」
母「でも髪、触ってみ?ほれ!サラッサラやろ?」
娘「え…なにこのサラ感……え、ガチ恋…?」
母「惚れるやろぉぉ!?ヘナ!」
娘「うっさいな〜。ママ、ジャムの回しもん?」
母「え?常連なる予定やけど?」
—— 恐るべし、ヘナ沼。——





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